装置の設置場所を移動したら、その後装置を動作させると異音がする。
装置を移動の際、衝撃等で各軸の位置関係がずれることがあります。そのような状態で装置を動作させますと、不具合が発生したり、装置破損の恐れがあります。装置を(特に衝撃が加わるような)移動の際には装置の再調整が必要となりますので、弊社までご連絡下さい。
試薬や検体を吸い込んだまま使用しますと、リークや吸引/吐出量が不安定になることがあります。装置動作や抽出結果に影響しますので、速やかに弊社までご連絡下さい。
ピアッシングピン先端の腐食等により、穴あけ性能が低下すると、アルミシールの穴あけ不良が発生しやすくなります。そのまま使用しますと、装置が故障する恐れがあります。装置のメンテナンスが必要となりますので、弊社までご連絡下さい。
試薬槽ラック等にはステンレスを使用しておりますが、これらを清掃の際に塩素系薬剤を使用すると錆が発生します。塩素系薬剤を使用した後には、アルコールや水で拭き取り、ステンレス箇所に塩素系薬剤が残らないようにして下さい。
サンプル中のPlasmid DNAのコピー数が少ない場合に収量が低くなることがあります。使用する菌体量を増やしてみてください。(最大でO.D.660=9.0の培養液1mlまで対応可能です。)
過剰なサンプル量を使用した場合、核酸の吸着・洗浄工程時に磁性粒子が分散しにくくなり、抽出液の純度が悪くなることがあります。O.D.660=9.0以下の菌体を使用してください。
抽出されたPlasmid DNAを用いた次工程での処理がうまくいかない。
抽出液中に混在する微量のエタノールによる阻害が考えられます。抽出液をシークエンスやPCR反応液の1/5を超える量で使用すると反応が阻害されることがありますので、使用する抽出液量を減らしてください。また、エタノールによる阻害の場合は、抽出液を加温(75℃, 40分間)することにより、改善されることがあります。
使用した血液サンプルの保存温度等に問題が無いかをご確認ください。また、サンプルは十分室温に戻してから抽出操作を行ってください。冷蔵保存の血液サンプルの場合、保存期間によって収量が減少する場合があります。また、試薬の保存温度・場所に問題が無いかをご確認ください。振動のある場所で保管をした場合、磁性体粒子の性能が落ちる可能性があります。過度の振動のあるところでの保管は避けてください。
溶出液としてTris-HClを選択した場合、PCRの反応条件によっては影響が出る可能性があります。その場合は、溶出液の選択をDistilled waterにして抽出操作を行ったものをご使用下さい。
いくつかの原因が考えられます。
(1)サンプル量が過剰
規定量以上のサンプルを使用しても収量は上がらず、むしろ収率は低下します。サンプル量を減らしてみてください。細胞の場合、1×106cells/200ul以下に、組織サンプルは、10mg以下/150ulとして下さい。
(2)サンプルの溶解・破砕不足
サンプルの攪拌、破砕が不十分である可能性があります。破砕不足により固形物が残った状態で抽出処理をしますと、抽出操作中にチップの目詰まりが発生し、収量が低くなる可能性があります。
(3)Tipのつまり
組織の種類によっては筋繊維が多く含まれるものがありますので、破砕操作を十分に行ってください。
(4)プレパック試薬の状態
カートリッジ試薬に気泡が入っていたり、試薬シール部分やカートリッジウェル内部上方に試薬・水滴の付着が見られる場合は、試薬カートリッジを軽く叩くか、軽く振って落としてください。気泡が入ったまま処理を行うと、試薬を完全に吸引できなかったり、攪拌時の泡立ち等の原因となり、収量が低下する場合があります。
過剰なサンプル量を使用した場合、純度が悪くなることがあります。サンプル量を減らして抽出操作を行ってください(参考Q&A/FAQ:サンプル量について)。また、抽出物中のRNA濃度が低い場合、A260/A280値が低くなることがあります。抽出液中に磁性粒子が混入しますと、バックグラウンド(A320)が高くなったり、ノイズが出る場合があります。吸光度測定や各種電気泳動分析を行う際には、遠心分離後(10,000g, 1分間)の上清をお使い下さい。
過剰なサンプル量を使用した場合、RNaseを十分に不活性化できない場合があります。サンプル量を減らして抽出操作を行ってください(参考Q&A/FAQ:サンプル量について)。サンプルの摘出操作や保存状態、破砕・溶解条件もRNAの分解に影響しますので細心の注意をはらってください。また、抽出液を長時間放置することは避け、速やかにディープフリーザー(-80℃)に保管して下さい。
イントロンレス遺伝子や配列の酷似する遺伝子がゲノム上に存在する場合、ゲノムDNAの影響を考慮する必要があります。DNase処理を含むプロトコルで抽出を行ったトータルRNAを使用してください。また、過剰なサンプル量を使用した場合、トータルRNAの抽出収量や純度、分解に影響を及ぼすことがあります(参考Q&A/FAQ:サンプル量について、RNA純度について、RNA分解について)。
サンプルの状態(保存期間、保存温度など)により、抽出試薬やサンプルの不純物が持ち込まれ、次工程へ影響を及ぼす可能性があります。ゲノムDNAが問題なく抽出できているか電気泳動や吸光度測定等で確認をしてみて下さい。
停電により装置電源が落ちてしまった。作業の途中から再開できるか?
動作中に停電になり停電から復帰の際、装置は初期状態に戻ります。そのため作業途中からの再開はできません。お手数おかけしますが、検体や消耗品等をセットし直し、最初から作業を始めて下さい。
コンセント、装置とAC電源ケーブルが確実に接続されているかご確認下さい。AC電源ケーブルは装置に付属のものをご使用下さい。AC電源ケーブルが接続されていても電源が入らない時には、装置のヒューズ切れ等が考えられます。その際は弊社までご連絡下さい。